終活は家族でコミュニケーションをとりながらやろう!奥山晶子著「終活バイブル」

2013年09月23日

所長の伊藤大輔です。

 

 

奥山晶子著「終活バイブル」を読みました。

 

家族でコミュニケーションをとりながら終活をしてほしい、

という著者の願いがこめられた本です。

 

内容は、葬式・墓・エンディングノートがメインです。

 

 

この本で私が一番印象に残ったのは次の部分です。

 

 

人が人生で築く財産は3つある

 

1.不動産や預貯金などの経済的な財産

 

2.人の縁などの人的な財産

 

3.知恵や経験などの精神的な財産

 

 

私もまさにそのとおりだと非常に共感しました。

 

この3つの財産を増やして守り、そして次世代に引き継ぐためのお手伝いをすることが

イトー司法書士事務所の仕事だとあらためて決意しました。

 

 

またエンディングノートについては、

今後数年間の目標を設定することで、

エンディングノートを書き終えた充実感と

今後の人生に希望を持つことの2つを両立させられるという部分が

想言ノートと同じ趣旨で参考になります。

 

 

一家に一冊ほしい終活本です(^^)

エンディングノートは死の準備のためのものではない、金子稚子著「死後のプロデュース」

2013年08月27日

所長の伊藤大輔です。

 

 

金子稚子著「死後のプロデュース」を読みました。

 

死のとらえ方や”引き継ぎ”という概念について、

夫の死を通じて著者なりに感じたことを伝えようとする本です。

 

 

まず死については、

人生という大きな流れの中の一つの通過点にすぎないとしています。

 

そのため著者は、

本人や残される家族もはじめ、

すべての人がその人の死の先を考える必要があると主張します。

 

 

また”引き継ぎ”とは、

残される人たちが悲しみすぎないようにするために、

その人の死から前に進む力を残される人たちに与えるものです。

 

この著者によると、

エンディングノートも死の準備のためのものではなく、

生をより強くとらえ直したり、

死という点をどうしたいかを考えるきっかけとなるものとなります。

 

 

私はまだ死についてここまで達観はできておりませんが、

死のとらえ方そしてエンディングノートの位置づけなど、

非常に参考となった本です。

心のエンディングノートを勧める「あなたのお墓は誰が守るのか」

2013年07月14日

所長の伊藤大輔です。

 

枡野俊明著「あなたのお墓は誰が守るのか」を読みました。

 

著者はお寺の住職で、お墓について著者の提案と思いを述べた本です。

 

お墓とは魂が眠る場所で残された家族のために、

手を合わせる場そして独りの時間を持つことができる場を作っておくことは、

先立つ者の役割という文章が印象的でした。

 

実はお墓のことだけでなく、エンディングノートのことも触れられております。

 

エンディングノートのことで私がメモしたのは次のとおり。

・立ち止まって、本来の自分と出会う

・自分が書いたものを後で読み返すことは、自分自身を見つめ直すために大切

・親の教えや言葉を文字で遺し、自分の子に読ませる

 

もともと相続という言葉は、心や精神を受け継ぐという仏教用語。

 

その相続の本来の意味を体現するツールとして、

想言ノート(エンディングノート)の重要性を改めて認識した1冊です(^^)