江村洋著「ハプスブルク家」

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2013年06月01日

所長の伊藤大輔です。

 

江村洋著「ハプスブルク家」を読みました。

 

タイトル通りオーストリアの双頭の鷲の王朝史です。

 

本書はハプスブルク家の中でも、

マクシミリアン1世、カール5世、マリア・テレジア、フランツ・ヨーゼフ

の4人を中心に取り上げています。

 

戦争ではなく結婚で領土を拡大していったことが実に興味深い!

 

相続に関するネタとしては、

カール6世が娘マリア・テレジアに家督を継がせるために定めた長子相続制、

相続順位法が紹介されております。

 

ハプスブルク王朝を長続きさせた「約束を守る」という姿勢、

組織を運営する者にとってはやはり重要ですね。