ヒゲってこんなに奥深いものだった、阿部恒久著「ヒゲの日本近現代史」

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2013年10月05日

所長の伊藤大輔です。

 

 

阿部恒久著「ヒゲの日本近現代史」を読みました。

 

主に明治時代以降のヒゲの歴史をたどっていく本で、

ヒゲってこんなに奥深いものだったとある意味感動しました!

 

 

この本によると、ヒゲの状況が変化する要因は次の4つ。

 

1.外国文化の影響

 

2.権力側の働きかけ

 

3.女性の目線

 

4.カミソリなどの器具の発達

 

 

従って、ヒゲがご法度だった江戸時代から一転してヒゲ男子が増えた明治時代は、

西洋化の影響のためでヒゲが権力を表す象徴になっていきました。

 

また、ヒゲなしや小さなヒゲが流行った大正時代は、

アメリガ文化の影響と女性の立場が強くなったてきたことが背景にあります。

 

 

他におもしろかったのは、次の部分です。

 

・髯(ほお)、髭(鼻や口)、鬚(あご)などヒゲが生える場所によって漢字が違う

 

・8月8日はヒゲの日(八の字髭から連想)

 

・天皇のヒゲはそれぞれの時代を反映している

 

 

実は私も大学後半から司法書士試験受験くらいまでヒゲを生やしていたので、

この本に興味を持って買ってしまいました(^^ゞ

 

ヒゲに興味がある男性は必読です!