所長の伊藤大輔です。
江村洋著「ハプスブルク家」を読みました。
タイトル通りオーストリアの双頭の鷲の王朝史です。
本書はハプスブルク家の中でも、
マクシミリアン1世、カール5世、マリア・テレジア、フランツ・ヨーゼフ
の4人を中心に取り上げています。
戦争ではなく結婚で領土を拡大していったことが実に興味深い!
相続に関するネタとしては、
カール6世が娘マリア・テレジアに家督を継がせるために定めた長子相続制、
相続順位法が紹介されております。
ハプスブルク王朝を長続きさせた「約束を守る」という姿勢、
組織を運営する者にとってはやはり重要ですね。