所長の伊藤大輔です。
現在の日本でも社会問題になっている少子化ですが、
アウグストゥス時代のローマ帝国でも問題になっていたようです。
原因はローマ市民が平和を謳歌し過ぎて、
面倒な子育てを敬遠して結婚をしなくなったため。
時の皇帝アウグストゥスは少子化対策として、
選挙・出世・税金などで独身者が不利になる法律を作りました。
その法律の中で、50歳になった独身女性が遺産の相続権を失うというものがありました。
もちろん今の日本の法律ではこんなことはなく、
自らの意志によらず相続権を失うのは欠格・廃除の場合だけです。
それにしても、少子化は今も昔も変わらぬ課題ですね。