所長の伊藤大輔です。
天野隆著「親に何かあっても心配ない遺言の話」を読みました。
タイトルのとおり遺言がテーマで、親子間の遺言のあり方についての本です。
まず遺言については、次の言葉が印象に残りました。
・遺言適齢期は、70代半ば以降の数年間
・遺言は、もめごとを防ぐだけではなく、家族の絆がより深まる内容のものがベター
・遺言の主役は親、遺言の中身を決めるのは家族全員の共同作業で
そして親に遺言を書いてもらう最善の道は、親子間の気持ちの隔たりを埋めること。
それを具体的に行う3つのステップは、次のとおり。
1.親子でお互いの将来を話し合う
2.親とともに死を見つめる
3.親に安心を与える
また相続については、次の言葉が心に残りました。
・相続は、家族が抱いている思いの総決算
・親の財産を相続するということは、子供たちが”分かち合う”ということ
・後世に残せるものは人間性、伝える価値のあるのは人間の生涯そのもの
この本の説く遺言のあり方には、遺言作りのプロとして非常に共感します。
私も、家族全員の共同作業で絆がより深まる遺言作りのお手伝いをしていきます!