イギリスの強さの源泉とは?中西輝政著『大英帝国衰亡史』

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2015年04月23日

岡崎の司法書士&相続診断士の伊藤大輔です。

 

 

日本と同じ島国であるイギリス。

 

 

このイギリスはかつて『大英帝国』と呼ばれた世界の覇権国家でした。

 

 

19世紀後半のヴィクトリア女王時代に絶頂期を迎えた大英帝国は、

 

軍事・経済・文化のすべてに優れていた最強の覇権国家と言われております。

 

 

この本は大英帝国の盛衰を歴史の流れにそって俯瞰することで、

 

大英帝国の強さとは何だったのか?を探ることができます。

 

 

この本を読んで私が感じた大英帝国の強さの源泉は、

 

“絶妙なバランス感覚”だと思いました。

 

 

勢力均衡をモットーにした外交政策をはじめ、

 

イリギスの民主主義やリベラリズムを支えた貴族と大衆の拮抗。

 

 

また排他かつ直裁で実利を追求するピューリタンの顔と、

 

寛容かつ妥協ができ美学を追求するジェントルマンの顔を持つイギリス。

 

 

このような異なる立場や価値観が絶妙なバランスをとっていたことが、

 

大英帝国の繁栄『パックス・ブリタニカ』を支えたのだと感じました。

 

 

強力な組織の強さのヒントをもらえるこの一冊、

 

歴史好きはもちろん経営者にもオススメです^ ^

 

 

初版は1997年ですが今年2015年に新装版が出たので、

 

本屋で見かけたら迷わず買いです!