終活は家族でコミュニケーションをとりながらやろう!奥山晶子著「終活バイブル」

2013年09月23日

所長の伊藤大輔です。

 

 

奥山晶子著「終活バイブル」を読みました。

 

家族でコミュニケーションをとりながら終活をしてほしい、

という著者の願いがこめられた本です。

 

内容は、葬式・墓・エンディングノートがメインです。

 

 

この本で私が一番印象に残ったのは次の部分です。

 

 

人が人生で築く財産は3つある

 

1.不動産や預貯金などの経済的な財産

 

2.人の縁などの人的な財産

 

3.知恵や経験などの精神的な財産

 

 

私もまさにそのとおりだと非常に共感しました。

 

この3つの財産を増やして守り、そして次世代に引き継ぐためのお手伝いをすることが

イトー司法書士事務所の仕事だとあらためて決意しました。

 

 

またエンディングノートについては、

今後数年間の目標を設定することで、

エンディングノートを書き終えた充実感と

今後の人生に希望を持つことの2つを両立させられるという部分が

想言ノートと同じ趣旨で参考になります。

 

 

一家に一冊ほしい終活本です(^^)

遺言は家族全員の共同作業、天野隆著「親に何かあっても心配ない遺言の話」

カテゴリー:
2013年09月07日

所長の伊藤大輔です。

 

 

天野隆著「親に何かあっても心配ない遺言の話」を読みました。

 

タイトルのとおり遺言がテーマで、親子間の遺言のあり方についての本です。

 

 

まず遺言については、次の言葉が印象に残りました。

 

・遺言適齢期は、70代半ば以降の数年間

 

・遺言は、もめごとを防ぐだけではなく、家族の絆がより深まる内容のものがベター

 

・遺言の主役は親、遺言の中身を決めるのは家族全員の共同作業で

 

 

そして親に遺言を書いてもらう最善の道は、親子間の気持ちの隔たりを埋めること。

 

それを具体的に行う3つのステップは、次のとおり。

 

1.親子でお互いの将来を話し合う

 

2.親とともに死を見つめる

 

3.親に安心を与える

 

 

また相続については、次の言葉が心に残りました。

 

・相続は、家族が抱いている思いの総決算

 

・親の財産を相続するということは、子供たちが”分かち合う”ということ

 

・後世に残せるものは人間性、伝える価値のあるのは人間の生涯そのもの

 

 

 

この本の説く遺言のあり方には、遺言作りのプロとして非常に共感します。

 

私も、家族全員の共同作業で絆がより深まる遺言作りのお手伝いをしていきます!

マイケル・サンデル著「これからの正義の話をしよう」を読みました。

カテゴリー:
2013年09月04日

こんにちは、スタッフの池田です。

 

 

最近、珍しくマンガじゃない本を読みました。

 

日本ではNHK白熱教室で有名なハーバード大学教授マイケル・サンデル氏の本です。

 

彼の扱うテーマは「究極の選択」。

 

5人の命を救うために1人の命を犠牲にするべきか否か

など、正解はないが必ずどちらかを選ばなければいけないという問題について議論しています。

 

他にも今の日本で言えば、

原発を廃止するか否か

という問題もテレビで議論していました。

 

この本を読んで、非常に多くの事を考えさせられましたし、

人の意見を聴くこと、物事を色んな側面から捉えることの大切さを学びました。

 

現代には複雑な問題が多いです。

 

それを考えたり議論したりすることで、

正解は見つからないかもしれませんが、

新しい価値観を発見したり、他人の気持ちを理解できたり、

何かを得られるのではないかと思いました。

 

 

正直、内容が難しくて全ては理解できていませんが、

たまには難しい本を読むことも良いものですね!